昔から、松屋、ガスト、マクドナルド等のチェーンの飲食店が大好きだ。どこでもあってお店に入りやすいし、なによりも料理が安定して美味しいので、ハズレが無い。
かつて営業職だった頃は、先輩が外出先のその土地その土地の色々なお店を知っていて、その中に顔馴染みの店員さんがいたりして、そんな関係性に憧れたりもしたが、自分1人の時は松屋、ガスト、マクドナルド等のチェーン店に行っていた。
1人で知らないお店の扉を開けるのが億劫だったのだ。
ごく稀に松屋、ガスト、マクドナルド等のチェーン店が無い外出先に出くわして、意を決して入った個人のお店では、店員さんが常連とずっと話していて何となく居心地が悪かったり、そもそも料理が美味しくなかったというがっかり体験を何回もしてしまった。
ちなみに初めてのお店で注文に悩んだら、しょうが焼きを頼めばいいというのは、この時に身に付けたライフハック。しょうが焼きは大体どこでも美味しい。
その結果、チェーン店LOVEな人格が形成されたのだが、そのような感覚もだいぶ変わってきた。
個人経営のお店に入れるようになったのだ。
それにはTwitter、Facebook、Instagram等のSNSの影響も大きいかもしれない。情報が容易に流れるようになった結果、全体的にクオリティが向上したのかもしれない。一番の大きな変化は、これらSNSの影響でお店に行く前からお店の様子がわかるのだ。
今日のお昼は池袋のフロリダ亭でバナナリーフカレーを食べた。
ここは人気PodcastであるドングリFMで、MCのnarumiさんがオススメしていたお店だ。
ちょっと前だったら、いつか行けたらいいなぁ。でもカレーなら、CoCo壱とか松屋でも美味しいしなぁ。とか色々思って行かなかったかもしれない。
でも今なら、ドングリFMでのオススメ情報や、各種SNSで事前に情報を得ることができる。
マンションの集会所にあるような独特な佇まいなお店だという事前情報が無ければ、お店の前まで行って逃げ出していたかもしれない。
でも今なら情報がある。
ここにしかないお店で、ここにしかない料理を食べられる。
個人店もいいなと最近思えるようになってきた。