家族で朝食をとっていると、下の子の幼稚園で今日はお誕生会があるという話題になった。妻がおもむろに「9月生まれの子は多いんだよねー」とつぶやくと、上の子がすかさず反応して、「なんで9月生まれは多いの???」と聞く。
妻が慌てて少し顔を赤くしながら「それは大きくなったら自分で調べてよー。」と言っていたのが可愛かった。
ここまでは平和だったのだが、だんだんと上の子がぐずり始めて、学校に行く支度が進まない。そしてついに地域の子たちとの集合時間に間に合わなくなってしまい、1人で学校に行かないといけなくなった。
前までだったら、私が上手く上の子の対応ができなくて、妻が連れて行っていたのだが、今日は私が連れて行く事に成功した。成長した。
家の中ではあんなにぐずっていたのに、外に出るとケロッとして学校で練習しているダンスの話をするなどして、普通に会話しながら学校近くまで送って行った。
そして家に帰ると、妻にありがとうと言われると同時に、「今までどれだけつらくて大変だったと思ってるの」と爆発。今まで私が送って行くことができずに、妻が下の子のお弁当作りの合間を縫って、送って行っていた。本来なら私がやるべきことだった。辛かったけど、こうやって送って行ってくれるようになって本当によかったと言われた。しっかりと受け止めるしかない。反省しかない。
反省しつつ在宅勤務開始。
普通に仕事をしていたのだが、夕方辺りに先週の土曜の夜に妻を見かけたという連絡が前の会社の先輩からあった。
飲み会行ってたんですよーと軽く答えると、いやいやめっちゃ長い時間、外で電話していたぞと言われる。
楽しみにしていたはずのママ友との飲み会を抜け出して電話をするなんて、何なんだろうか気になってしまった。当然、私との電話ではない。
そして、思い出したくなくて、心の奥底にしまっていた記憶とリンクして、その記憶が蘇ってしまい、キャパオーバーになってしまった。
せっかく妻といい方向に向けて再び歩み出せたのに、あの思い出したくない記憶が蘇ってしまい、どうしても確認したくなってしまった。
思い切って、夜確認してみた。すると、認めてくれた。飲み会の時の電話は妹との電話だったとのことだったが、過去に下の子を幼稚園に送ってから、お迎えの時間まで帰宅せずにしていたことを話してくれた。
かなりショックだったけど、薄々と気づいていたから答え合わせができたという感覚に近い。気付いていたけど、言えずに心の奥底にしまってしまうほど、関係性が冷え込んでいた事が悲しい。
こういう過去があったからといって、妻のことを嫌いになることはない。しっかりと受け止めて再び共に歩んでいきたい。
書こうか悩んだけど書いてしまった。